以前堀さんがコラムで
「今回の世界金融危機をいち早く切り抜けられるのは日本だ!」
その根拠として
「過去数年間いろんな企業研修にも携わってきて、日本のマネジメント層が苦労し学んできた経過を見てきたので」
という主旨のことが書いてありましたが、実感しますね。
いいなと思ったNEWSソースとしては
・マーチの生産ラインの海外への移動
に始まり
・ソニーの愛知県2工場の集約(1個閉鎖)
・キリンがフィリピンのビール会社に資本参加
・アサヒは中国の青島ビールの本格的に株式取得へ
各企業 市場として、さらに生産拠点や機能として海外シフトしています。
・エルピーダが台湾のDRAM会社との統合のために1,600億を投じる
と言うのも、海外の競合が「価格で暴れる」まえに自社に取り込んでしまうという視点では
マーケティング上は非常に整合性があるかな。
何よりそれぞれ「莫大は投資」がともなうわけですが、
競合と比較して「余裕のある資金」を「円高」を利用して、投資していくってことですから
グローバルな戦いの中では「二重の効果」がありそうです。
ユーロ圏の一部の国では、この機会に「アメリカの不動産」などに投資しようという動きもあるようですが、
これは日本には過去の「苦い経験」がありますから、そんな動きをする企業は出てこないんではないかな・・・と思ったりします。
まさに過去のバブルでの失敗を教訓に、この時期だからこそ将来のための投資を活発に行っていく
まさに過去のバブルでの失敗を教訓に、この時期だからこそ将来のための投資を活発に行っていく
ってまさにグローバル企業。
アサヒとキリンの国内市場での戦いもいい加減やめたほうがいいですよね。
年々収益は下がっていくのですから。
本当に日本企業の経営の中にしっかりとしたものが根付いている証なのかな・・・
と勝手に私は見ているのですが。
あんまり「円高」支持していると、製造業の友人たちに怒られそうだけど・・・
でも、このまま推移すればまさに「強い円」ということで、株式市場に海外投資家も戻ってきていいと思うんだけどな・・・
結果として「国民の財産」を運用する国内株式市場が世界の資本に裏打ちされることにもなるし。
笑えるのは、各国かなり「保護貿易」的色合いの施策をゾクゾク発表している中
「停滞する政治」のおかげで?日本はそんなに強烈な手を打ちそうにもありません。
これはこれが問題なんだけどな・・・選挙はいったいいつなんでしょうね?