2009年1月7日水曜日

源泉徴収の是非

年末に見た番組の中で印象に残る言葉があったので

勝間さんが話されていたのですが、
「日本の現状の停滞を解消するためには、源泉徴収制度の見直さないといけない」
って!
私が言うのもなんですが「本質を捉える力があるな・・・」と感じました。

”国民の政治への関心”や”政権交代”なんやかんや話は大きくなるが、解決する具体的打ち手は?みたいなやりとりの中での発言だったと。しごく納得。

私も含め日本人の多くはサラリーマン、主な所得についてはすべて源泉課税。
と言うことで”少なくとも私”は
「それが何に使われようが、どこに流れていようがあまり関係ない」というか”関心”がない。
おまけに複雑な国税や地方税もまとめて処理されて、年末調整まで簡単!

非常に合理的なシステムです、
が「税に関する関心」という点では問題ありかな・・・


番組の中で金子氏がいつもの論調で
「この危機的状況では暴動が起きてもおかしくない!」
発言をされていて、さすがに一理あるな・・・と感じたのですが

よくよく考えて見ると
庶民が起こす「暴動」というか「政治活動」で一番国が堪えることって
投票とか何かより、中世ヨーロッパでも、日本の江戸時代でも
「労働の放棄→納税の放棄」が一番世の中にインパクトあったなと思いました。

特に江戸時代初期は物納が主流ですから、
悪政を行うと、とたんに農民が農地放棄とかして消えてしまう・・・

今の時代に取引履歴も残さず、勝手な経済活動をして納税しない、とかってちょっと現実的ではないのですが、民衆の意思を示す一つの方法として「申告納税制度」は理にかなっている。

同じ番組で竹中さんが「納税は国民の義務です!」と反論していましたが
今回は竹中さんちょっと行き過ぎ!と思いました。


でも「法人税は早く下げたほうがいい」と思うんだけどな・・・
今回も竹中さん 声高に主張してました
・法人税が高くて
・労働法制が今後硬直化(逆流?)していく

そんな国に、生産拠点や本社を置いておくグローバル企業って、考えにくいな・・・ --;


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