2010年4月11日日曜日

政党はいつから持ち物?になったのか・・・

「たちあがれ日本」

期待はされない(あえて)中で、NEWSソースとしては賑わっています。


石原さんや参加者が強く訴えていた「いまの日本に危機感を・・・うれている・・・」

という主張には強く賛同すれども

「我々の世代が一番・・・責任を持って・・・」

という発言には、かなりの違和感を覚えざるをえません。


というより、あの人たちには

政治や政党を思想も含め「自分たちの持ち物=権利だ!って無意識に確信しているようで

40代の私の素直な反応は「潔くない!」


このNEWS見ていて、頭が自然に反応していたことは

「中小企業のたたき上げオーナーみない」という価値観

あえて誤解をおそれず言うと^^;


もっと言えば

実は「戦後の日本人的」なのかも。

私の中にも確かに内存している価値観でもあります。


戦後生き抜いてきた中小企業の社長さんって、現在ちょうど60代って方が

多くて、基本「借り入れ保障の多くが個人補償だから」という理由でボードに残っているわけですが

私がいつもお話していて感じるものは

「この会社この人自身、会社自体がこの方の持ち物なんだな・・・」

という感覚。

なので、基本身内以外には譲る気がない、

「俺のこの会社の本質は俺以上にわかる人間はいないだろ!」

って価値観です。

傍から見れば、

・それはあなた自身がやりやすいように作ってきた会社で

・大きな変化はことごとくあなたが排除してきたわけですから

・あなたが一番扱いやすいでしょ!

って当たり前の話なんですが・・・


平沼さん

郵政問題で自民党を離れ、また戻った行動の意味がそのころ

私にはよく解らなかったのですが、今回の行動をみていて

「自分の持ち物だから復活して当然」という思考だったのでしょう。


しかし、その自民党がボロボロになると、自分たちを切り離して

「私たちの存在することが政党であり、自民党は死にたいです」

って主張して勝手に政党をつくってしまうわけですか。

なんか、冷静にみると恐ろしく「わがまま」なんだな

そして少数でもこれを支持する人たちもいるんでしょう・・・


どんなコミニティー・組織にも「既得権」はあるわけで

みんな歴史の深い人ほど「思い入れ」も深いわけです。

しかし

よい組織とは、その時代の最前線の人たちにとって最適な組織になっていることが前提。

そう考えると、若き創業者起業家が早く会長職になったり、会社を離れたりすることは

非常に合理的判断です。

世間では「IPO利益だけもって会社を捨てる」みたいな風潮がなきにしもあらずですが。


で、今回の平沼さんや与謝野さんだったら「自分はどうしたらよかったのだろう・・・」と思うと

しごくシンプルに「政界引退する」ことで、次期参議院選挙で大きな流れをつくれたのでは

と今は感じています。

引退してうえで、草の根で保守本流の思想を国民に問う。

新たな立候補者やそれこそ自民党の後藤田さんとかを今まで以上にサポートするとか

そのほうが美しいし、効果も大きかったと思うのですが。


日本の構造というか思考改革って、ほんとうに達成できるのかな・・・と不安になります。

でもやらないとね!

0 件のコメント: