以前日記に「米国と日本の小売業と卸売業の年間販売額」の’07年の統計数値から
卸売業/小売業の比率が米国の「1.1倍」に対して、日本は「3.05倍」で
「日本の流通業の本質的構造変化はまだまだ」みたいなことを書いたのですが。
この景気後退のなか、ちょうど短月数値ですが’08/1月が発表されていたので、チェックしてみました。
で、な~んとなく
小売業の業績や店頭を見ていて消費の実態は高価なものは別にして
「そんなに消費って悪くないような気がするな・・・」と個人的に感じていたことのヒントが。
<経済産業省が3月13日発表した商業販売統計確報(’09年1月分)
商業総販売額:39兆8,640億円(前年同月比15.5%減)
小売業:10兆8,710億円(同2.4%減)
卸売業:28兆9,930億円(同19.5%減!)
比率が「3.1」→「2.7」にまで減少していました。
やはり最終の消費=小売は、デコボコは当然あるのでしょうが、
ここ1年の家電などの価格低下を織り込めば、ほぼ前年並みといった感じでしょう。
方や、今まで進んでこなかった中間流通の見直しは確実に進んでいるようで、
卸売業の企業が相当苦戦したり、廃業も余儀なくなれているというのが実情のようです。
なんとなく納得。
しかし、そうすると今は良くても今後苦戦したり廃業した企業で雇用されていた従業員の
消費減少が第二波として、再度内需に悪影響を与えてくるのが確実では?
という不安が沸いてしまいます・・・
「株価は明るい兆し」と言われていますが「外需が復活」してくればこの問題も解決するのか?
なんかうまく繋がらない。
春以降はいったいどうなるのかな?
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