仕事柄「流通業」の月次数値をチェックしているのですが、
2月の数値がぞくぞく発表されています。
・ファーストリテイリング +4.2%
・サイゼリア +2.3%(既存店-2.7%)
・ABCマート +3.1%(既存店-8.1%)
やっぱり低価格でインフラ化しちゃった企業は強い
・ユナイテッドアローズ 全店+7.3%(アウトレット+21.0%!)
・メガネトップ +7.8%(眼鏡市場好調+8.3%)
こんなとこにも勝ち組が生まれ始めているようです
・キリン堂 +5.4%(既存店-1%)
・ゲンキー +12.9%(既存店-2.1%)
・ツルハ +13.4%(既存店+5.6%))
この辺の「地域密着型ドラックストア・HC」などは実は絶好調なんですよね。
概ね、地域チェーンのSMは「外食控え」もあって、順調な企業が多いです。
イオンとは対照的に・・・
・松屋フーズ -2.3%
・パルコ -6.7%
・コメリ -5.2%
この辺も昨年から1日少ない営業日数を考慮すれば、ほぼイーブンって感じですか。
・大丸・松坂屋 -15%
・三越・伊勢丹 -12%
まったく振るいません。
こうやって見ていたら、テレビで散々騒いでいるほど「景気は悪いのか・・・」と少し疑問が
言い換えると
・基本的な生活消費財の需要は安定している(当たり前か)
・高付加価値や高いもに手が出ない
銀行の普通預金残高も2月は増加したって出てましたし。
これは国が違っても状況は同じようで、米国ウォルマートも業態別で
・「ウォルマート」 +4.3%
・「サムズクラブ」 -2.1%減
ウォルマートが「デイリーの消耗品」中心に対し、
サムズクラブは「ウォルマート」に「百貨店」をくっついたような業態ですのから、同じような傾向かと
そもそも「実生活」ということで、急に人の移動が気になってお膝元の「名古屋鉄道」の第Ⅲ四半期のデータ確認してみました。
ちょうど「6.その他の情報」に「旅客収入」と「輸送人員」の前年比が乗ってました。
http://www.meitetsu.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2009/02/12/kessan090212.pdf
やっぱり減っていない。でもこれから減るのかな・・・
私の知っている範囲でも週休4日になった企業さまなどもあり、深刻なことは事実なのですが、
「株価」と「実態経済」って少し違うのかなと思いました。
そんなことをいろいろ考えていると、台湾の「消費券」の凄さを改めて感じます。
・おつりは出ない⇒額面以上に買いなさい!
・消費期限付き⇒今すぐ使いなさい!
・正月に間に合わせた⇒今使わないでいつ使う?
一般生活の消費活動はベースとして回っているので、そこにプラスαで「この機会」に消費させるってことですもんね!
そう考えると、自動車販売台数の低迷も総社市の10万助成を真似て、
期間決めて「購入時の・消費税・重量税・自動車税を無償にします!」なんてすれば
かなりの経済効果あるのかな・・・な~んて思ったりしました。
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