2008年3月4日火曜日

立場・たちばで

元厚生省課長の有罪確定

当たり前のことなのですが「前例がない判決」ということで官僚の方には激震が走るのか・・・

被告側の主張は首尾一貫しています

<組織の一員として行動したにすぎない>
「確かに悪かったが、俺一人が責任を負わされるのは・・・」

確定理由は
<被告は血液製剤のエイズ対策の中心的立場にあり、他部局と協議して対応を図る義務があった。すべてについて責任はないが、責任は免れない>

⇒「組織として判断を誤ったが、あなたはその組織の中心的立場だったでしょ。すべてがあなたの責任と言わないが、起きた結果の代償としてあなた個人を罰するに十分値するんですよ!」



企業活動では当たり前の原則だが、実際に「有罪」が確定するといろんな波紋がおきそうです

官僚や行政サイドはやはり
「こういう判例は、業務のやる気を削ぐ!官僚を目指す人材がいなくなる!」とかいうオーラを発信してくるのかな・・・

最近の流行の主張根拠は「行政の施策は長期に渡り100%正解は約束できない!」ですからね
でも企業経営も「100%正解はない環境の中で、経営陣は株主に責任を負っている」ってことだから、実は組織としての基本は一緒なはずなのですが

お客様が国民なのか、顧客・株主なのかの違いだけ

でも「行政サービスを民間企業の視点で見られては困る!」といつも憤っている。何か接点ないですね・・・



方やmixiの規約改定に静かなバッシング

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第18条 日記等の情報の使用許諾等

・本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
・ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。

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この条項がいろんな解釈を生むということで、「私の日記の内容を勝手にmixiがどこかに使う?!」って話らしい

し・か・し・そもそも論として「無償サービス」なわけで「大家が何を言い出しても、家賃払わずに住んでる店子としては何をされてもしかたがない・・・」と思うのは、私だけか?

mixiとしては、貯まりに貯まったテキストや画像データをマイニングして、まさに新たな「金鉱」にしたいので「勝手に解析すると申し訳ないから事前に規約に書きましょう!」って話だと思うのですが

サーバー容量が日に日に増えていく中で「無償サービスの永続的な提供」が企業の思いなら、この選択はしかたないでしょう!


あるときは 「不特定多数の一員だから私には責任は100%ない!」 と言い
あるときは 「タダで済んでる家の権利を主張する」

日本人ぽいな・・・と思って眺めていたのは、私だけですか。かく言う私も典型的日本人ですが^^


今年に入って多くのSNSも含めて「無料登録者の争い」が本格派していますね。私は断然Google派です

丁度、先週末友人とこの話をいていたのですが、私の判断基準は「企業姿勢」です

今年旬のOpenIDですが、こんなシナリオ予想できますよね
例えばYahooIDが浸透していったと仮定して、毎日さくさく便利に使用していると、突然一件のメールが・・・

「来月からID管理料・月100円請求します」
「100円なら仕方ないか・・・」って当然反応する
(というか、その時点では反応するしかないはず)

そして気が付いたら「毎月980円!?」てなことに
これは高い・安いという問題ではないと思うんです


そんなこと考えるとSNSも含めて各サービスの機能は確かに大切なのですが、それ以上に「企業の姿勢・DNA」が気になる、というか賭けるしかない

そういう点で私はGoogleと心中って感じです

マイクロソフトにいくら無償と言われても・・・なぜか乗る気がしない私です^^
と書きつつ一部無料サービスの恩恵受けてますが

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