2008年2月19日火曜日

無利子の銀行?

昨日読み終えた情報本におもしろいことが書いてあった



常識として知っておきたい世界の三大宗教──歴史、神、教義……その違いが手にとるようにわかる本 (KAWADE夢文庫)


「イスラム教圏の一部の国には無利子の銀行がいまでもある?」


それも無利子というのは「借りた」ではなく「預けた」お金

超低金利と騒がれている日本ですが、そんな話ところじゃない


まったく知らなかったが、イスラム教の教えの中には「富の再分配」が非常に強く説かれている

現代でも常日頃から、貧しい人々や社会の弱者に対する寄付的行為は一般生活の中で当たり前に行われているんだって

その教えを広義に解釈していくと
「裕福なものが働かずにお金を預けるだけで金利がもらえる」
というモデル自体が不遜な行為なんだそうだ

それでも銀行は存在する

では銀行のビジネスモデルは何かといえば、ほとんど「投資&回収」なんだって
結局銀行じゃんってことなのですが、どちらかというと日本でいう投資会社というほうは性質は解り易い


背景としては、イスラム教と特徴のひとつの「政教一体」に起因するのですが

遠い昔、宗教の違う国にかれらが布教活動に出て行く場合
 ・まず 「商業で進出」
 ・その後 「布教活動」
って手順を踏んで布教活動は、無償の行為というより商習慣と関連して営まれてきた歴史も色濃く関係しているようです


では「投資は教義に反しないの?」って素朴な疑問なのですが、
・富めるものがリスクを負って事業に投資し、適正なマージンを受け取る
・そもそも社会が反映することが、宗教の根底
ということで、OKなんだって

なっか解ったような解らないような^^
でも 「なんか進んでるな・・・」 って感じるのは私だけか?
実態を確認したわけではないのですが


「戦う宗教」などと揶揄されるイスラム教ですが、日本の仏教と比較して非常に温和で本来非好戦的な宗教が、今世界中の脅威となっている(言われている)

日本仏教も伝来から戦国時代までの歴史なんて、まさに「戦いの歴史」だったけどな


本来、宗教とは関係ないその時その時の国や政治のパワーバランスに宗教が翻弄されたり、利用されたりしてきているのでしょうか・・・
それは社会が歴史を重ねより高度化していく中、どんどん加速しているように私は感じます


来年本選を向かえる米国大統領選でも、中絶・先制交戦権や民族・所得層に対する政党の考え方が大きく浮き出されてくる



う~ん 悩ましいな・・・いろんな意味で

とりあえず、期待したないけど民主党頑張ってみて!

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