養老孟司さんのまともな人 (中公新書)を読んだ
氏が「中央公論」に2001.01~2003.09までに掲載してエッセーをまとめたもの
養老孟司さんって言わずと知れたバカの壁 (新潮新書)以降、いろんな意味でメディアに取り上げられるひとですが
「まともな人」だな、とあらためて感じることが出来る書でした
というか、氏の本質を少し理解できはじめたような
しかし、いろんな団体が抗議とか出版差し止めとか言われないのかな・・・と心配になるようなきわどい意見も書かれているのですが、そこが「中央公論」の重みなのか
すごくいろんな気づきをくれるワードがたくさんあるのですが、特に印象に残ったのは
本当にまともな評論家なら、自分の知識が及ばなくて解答できない範囲には
質問されても「私には解りません」って答えるひとだ
でも、そんなこと言ったら仕事がこなくなるから、そんな評論家は世の中にひとりもいない
評論家という仕事もたいへんである
万事がこんな感じで、久しぶりに「痛快!」って漢字を思い出した^^
養老孟司さんの書はしばらくまとめて読んでみようと思う
この発想って、「企業の経営・TOPだったら」って置き換えると、はてさてどうなるのか?
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