2008年2月8日金曜日

痛快な人

養老孟司さんのまともな人 (中公新書)を読んだ

氏が「中央公論」に2001.01~2003.09までに掲載してエッセーをまとめたもの

養老孟司さんって言わずと知れたバカの壁 (新潮新書)以降、いろんな意味でメディアに取り上げられるひとですが

「まともな人」だな、とあらためて感じることが出来る書でした
というか、氏の本質を少し理解できはじめたような


しかし、いろんな団体が抗議とか出版差し止めとか言われないのかな・・・と心配になるようなきわどい意見も書かれているのですが、そこが「中央公論」の重みなのか


すごくいろんな気づきをくれるワードがたくさんあるのですが、特に印象に残ったのは


 本当にまともな評論家なら、自分の知識が及ばなくて解答できない範囲には
 質問されても「私には解りません」って答えるひとだ

 でも、そんなこと言ったら仕事がこなくなるから、そんな評論家は世の中にひとりもいない
 評論家という仕事もたいへんである


万事がこんな感じで、久しぶりに「痛快!」って漢字を思い出した^^
養老孟司さんの書はしばらくまとめて読んでみようと思う


この発想って、「企業の経営・TOPだったら」って置き換えると、はてさてどうなるのか?

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