2008年1月8日火曜日

愛用品の五原則

期待を良い意味で裏切られる!って快感^^

そんな書籍を1冊


環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks (029))

昨年世間をいろんな意味で騒がせた?
みなさんもご存知の書籍の続編です

私自身 1冊目には
興味本位で目を通し、
たかじんのそこまで言って委員会に著者の武田氏が出演する姿も見たのですが


「五分五分だな・・・」というのが私の正直な感想でした

武田氏が主張する論点は確かに正論なのですが、体制側(あえてこの表現を使いますが)からの攻撃に対する反証がすこし弱いか・・・という印象でした


で、実は続編が出版されていたことも知らなくて
(と言うか、興味も無くて)
その書籍が偶然手に入ったの、あまり期待もせずに読んでみた


・・・

「よい本です!」


この書籍前作の続編としてでなく、例えば
「不都合な真実-21世紀 日本の環境狂想曲」
てなタイトルで出版すれば、めちゃめちゃ売れたのに・・・惜しい!


前作での各方面からの攻撃?に対応し、非常に丁寧で解りやすい文章で書かれています
と言うか
「前作では書くことを躊躇っていた部分にも踏み込んだ」
結果なのでしょう


すごい視点で論じてますよ
例えば

 ・世界では食料が足りない!足りない!といって
  事実餓死している人間がいるのに、
  そのまま食べられる穀物をわざわざ加工して何でエネルギーにするの?


 ・高い!高い!と言っても
  精製後、1L100円のガソリンに代わるエネルギーを開発するって、
  それ自体価格的に可能性が本当にあるの?


 ・リサイクル!リサイクル!って
  結局「消費したい欲求を満足させるための先進国の言い訳」でしかなくて、
  そもそも環境を維持しようと思ったら、
  生活=消費レベルを今の1/2にしないと
  持続不可能な社会って無理なんじゃないの?


痛快なことを丁寧に数値的根拠を示しながら、論じています
※日本の官庁の限界も含め



そんな中で武田氏の考え方というか、生き方の根底となる五原則が記載してあったので、ここで紹介
※一部の教科書にも採用されているらしい


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 《愛用品の五原則》

 一.持っているものの数がもともと少ないこと

 二.長く使えること

 三.手を焼かせること

 四.故障しても悪戦苦闘すれば自分で修理できること

 五.磨くと光ること、または磨きがいがあること

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う~ん 何か重みがあるっていうか、私としては日本人ぽい^^

でもこの愛用品の五原則って
企業における人材に置き換えると、そのまま使える気がする

なにか面白い!


社会が高度化しても、普遍なものってやっぱりあるのかな・・・

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