「大和ハウス、小田急建設の出資発表」
本日NEWSが発表された
先日大手S建設の部長と話をしていて、私が
「でもゼネコンもなんやかんやで淘汰はひと段落したんじゃないの?」
と気楽に聞くと
「シンさん、ぜんぜん
確かにバブル崩壊後の波が凄かったけど、これから違う意味で
すごい波がくるよ。S建設だって安泰なんてとてもとても・・・」
という回答が帰ってきて驚いた
彼曰く、3つの要素がさらに業界を締め付けるとのこと
・お上の受注から民間受注への流動
これは言い方が悪いが、やはり行政からの受注と民間からの受注では
いろんな面で厳しさが違う
⇒当然、営業コストに跳ね返ってくるし、持ち出しも増える
・過剰な建築責任に対するデベロッパーの対応
先日もS建設さんが世間を賑わせていましたが、それでも補修や対応が
出来るのは、S建設という磐石な資本構成がある企業だからこそ
逆に中堅ゼネコンであれば、報道による影響も違うし、企業存続の危機にも
陥りかねない
⇒中堅への受注は減少傾向にならざるを得ない
・建物に対する概念の変化
今後の大型プロジェクトはそれこそ100年構想とか言って、耐久年数が長くなり
一時的な受注金額としては増加しても、長い目では減少局面というか、違うサービスに
移行してと思われる
⇒やっぱり厳しい
そんな環境下での上記の資本政策
ブランド力や企画力があるハウスメーカーが中堅ゼネコンを支援し、いわば
グループ化していくという内容
おまけに仕掛人は銀行・・・
時代も変われば・・・て感じです。
でもこの大きな流れの中で当然、中小・零細企業は今までの延長線上では
飲み込まれるのではなく、淘汰されていくしかない!
というのも事実
来年も厳しい年になりそうです!
みんなで知恵を出して、乗り切っていきましょう!
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