2007年11月20日火曜日

進化しすぎた脳

いま読んでいる本で当たり前のことだけど「なるほど!」ということがあったので
※紹介はまた後日 ※

その著者曰く、

「よく人間の脳は、環境に対応して進化を遂げてきた」

な~って言われるけど、その考え方は間違いで

「脳というのは勝手に進化してきている。でなければ95%を余裕を持ってる理由がつかない」
って言っている

確かになるほど!ってことなんですよね

そういう観点からいえば、大人のネアンデルタール人は無理だろうが、生まれたばかりの赤ん坊のネアンデルタール人を現代社会で生活させれば、普通に成長するはずだ!
とも書いている。
ちなみにネアンデルタール人って、現在の人間より、脳の容量が大きかったって知らなかった・・・

DNA・DNAとは言うものの、DNAの差って猿とウサギと人間でそんなにないらしい。だからその属性で社会生活に対応しているという考え方はナンセンスらしい

脳というのは生まれた段階では、結構ニュートラルな状態で、その後の生活に対応することで、言わばレスポンスを上げていく機関なのだそうだ

しいて言えば、野球などの150kmのボールに反応して打つ、といったレスポンスが非常に脳の原始的機能の部分を使っていて、これが使える人・使えない人はいるそうだが、使える人が意識的に活性化させいているのか?といえばそういうことは、ほぼ不可能らしい・・・


筆者はこうも書いている
「では、どうして現代の文明にまで社会が発展してきたのか?」

その理由は簡単で
 ・ 直立歩行
 ・ 自由に動く5本の指
 ・ 応用範囲の広い声帯
を偶然もっていたからで、言い換えると今の社会の発展は、人間が持っている肉体的パーツを最大限に駆使した結果だというのである。
だから10本指の人間が仮に現れれば、また違う社会になっていく

重要な点は、脳はそんないろんなことに対応できるポテンシャルを備え持っている=準備していると言い方が正しいのではないかとも書かれている



ヤバい経済学 [増補改訂版]にも確か 同じようなことが書かれていた

※決して、人種差別をするわけではないです※


よく「小さいころから書籍を読むと、将来の学力に影響がでる」と言われる

で実験をしてみた
・黒人のスラム街に無償の図書館を作り、積極的に本を読むプログラム
を実施した

その結果はどうだったかいうと、「著しい進学率への変化は見られなかった」というのである

この本では
結局「小さいころから書籍を読むと、将来の学力に影響がでる」と言われる現象には

☆小さいころから書籍を読む
→書籍を好む家族がいる
→書籍を潤沢に買える生活レベルである
→まわりの友人も同レベルの人が多い

という「本を読む」という現象よりも、周りの社会の影響が圧倒的であるということらしい



ここまできて、どうして今日はこんなことを書いているにかと言えば

自分は息子にどんなことが出来ていて、またこれからどんなことが出来るのか?
ということを少し考えてみた


結論としては
「肌と肌のコミュニケーションをしっかりすること」
ということに落ち着いた

いくらお金で何か買ってあげても、一緒に遊んであげなければ意味がないし
どこかに遊びにいっても、自分は疲れていて妻まかせであれば 、遊びにいった意味もなくなってしまう


その延長線上で、息子がどのようなヒトになるのかは、息子の問題である

妙に納得感を自分だけもてた一日でした^^

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