昨日は被災地支援のための「おもちゃ&絵本を贈ろう!」プロジェクトを実施しました。
参加いただいた方の写真はこちらから
http://www.facebook.com/album.php?fbid=138704939532465&id=136717269731232&aid=26838
大サイズのダンボールで37個、容積ベースで約1トン弱の心のこもったおもちゃ達が集まりました。
金曜日に呼びかけ日曜日の実施でしたので、現地にこれない方は宅配便などをご利用いただいて。
金山ではmomoのきむが(というかmomoが)「いま、何が出来るか?」ってテーマでワールドカフェを実施
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110328/CK2011032802000088.html
大ナゴヤ大学のしんやすさんは、予定通り授業を実施
http://dai-nagoya.univnet.jp/news/detail/179
とにかく、みんなが被災地に想い馳せながら「今自分たちで出来ること」を行っています。
GMBAの友人たちが駆けつけてくれ、商品受け入れや荷造りを行っていましたが
予定があり参加できない方からのメールや
友人のアツがmomoのワールドカフェに参加した振り返りなどを読んでいて共通するワードが
「申し訳ない」「行動してない自分が悔しい」
感覚として
「とにかく何かしたんだけど、何をしていいのか?もしかすると被災地に迷惑ではないのか?」
これはある意味今日本の被災していない地域で生活している人が共通していだいている感覚だと
感じているし、私自身も実際にそうである。
そう考えると
昨日の自分達の活動も日常生活をおくっている誰かを傷つけているのではないか?
という曖昧な不安も抱くわけです。
では、どうしようかと・・・
せっかく「KIZUNA NIPPON PROJECT」って、でっかい旗上げたわけですから
ハードルは高いのですが、ビジネスパーソンとしては
一般生活をしているみんなが
「被災地を少し気にしながら、楽しく毎日生活=消費することで、被災地に元気を継続的に贈ることが出来る」
そういうスキームが必要なんだろうな・・・とあらためて昨日痛感しました。
今週水曜日にはキックオフMTGが開催されます。
具体的には
・「支援ロゴ」や「シンボルマーク」を作って
・いろんな製品やサービスを提供するみなさんに商品を作り、販売してもらい
・一般生活者に消費する&選ぶ&贈る!なって行為を自然に行っていただく。
・その結果として、消費額の一部がしっかり被災地支援に回る
そんなスキームを
「早急に立ち上げたいね!」と昨日も友人と磯貝さんや三浦さんと話していました。
すでに大阪で頑張ってる松岡さんからは秀逸なPPTによる提案資料も届いています。
ここは一発ビジネスパーソンやMBA生の真価を見せどころだな・・・とも感じます。
追伸:しかし
桜通線 野並・徳重間開通記念イベントを中止します。
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/info/2007/006825.html
なんで中止するかな・・・このプロジェクトにも「想い」があるわけで
こういうときこそ公的機関は本当に無駄な部分は削減するとして
イベント自体は開催するべきなのにね。
この中止でまた違う意味のトラウマが生まれればまさに負の連鎖だと思うわけです。
当事者の皆さんは苦渋の選択だとは思うのですが・・・
2011年3月28日月曜日
2011年3月21日月曜日
少し我慢して「普通の生活」で「流通」守りましょう!
今流通で起きてることを包み隠さず書きます。各自の判断で認識してもらえればあり
がたいです。
私は日毎トイレット・ティッシュペーパーなどを量販店やビルなどに納める仕事をし
ています。
未曾有の震災がおきましたが、国内の在庫はかってないほどだぶついており「若干の
品薄感は出ても、何とか乗り切れるだろう・・・」と言うのがメーカー・業界の大き
な見方でした。
しかし1週間立った今の状況は・・・
具体的に実績ベースで今週1週間で通常週の4倍の商品量が東海地区で消化されてしま
いました・・・
家庭内の在庫は確保という部分もありますが、関東や被災地への宅配便での送付需要
も大きいようです。
しかし、このことによってせっかく復旧してきた流通機能がまた死に始めています。
関東圏では、交通事情も良くなく慢性化した燃料不足で、通常の70%くらいしか送ら
れてきた荷物を各個人や企業に届ける機能がありません。
そこに日本中のひとが友人や家族にむけて物資を送っているわけですから、現状は各
宅配便の支店に荷物が溜まっていっ
ています。
支店がそれに連動して、そこに地区から地区に移動させる基幹輸送も遅延していきま
す。
結果として関東地方への商品の受付が再度拒否になり始める流通会社も一部で出始め
ています。
そして重要な点は、上記の活動のベースにはトラックや燃料が使われれるわけで、被
災地へ向けての支援以外の「有事のための準備」や「関東の友人への心配り」が、今
回は結果として、非常に被災地支援への流通をも送らせるころにつながり、それが既
に現実化してきています。
本当は行政が宣言や政令でコントロールしてくれるといいのですが、この3日間の流
通各社がかなり頑張ってリカバリーしてくれるとは思いますが。。
と言う事で
西日本の皆さんはいつもと同じ生活・同じ購入量で「普通の生活」をしてこころがけ
ましょう。
追伸;外食なんかはいいですよ!
折角いろんなレストランが仕入れた食材がこれまたロスになっています。
難しいね
がたいです。
私は日毎トイレット・ティッシュペーパーなどを量販店やビルなどに納める仕事をし
ています。
未曾有の震災がおきましたが、国内の在庫はかってないほどだぶついており「若干の
品薄感は出ても、何とか乗り切れるだろう・・・」と言うのがメーカー・業界の大き
な見方でした。
しかし1週間立った今の状況は・・・
具体的に実績ベースで今週1週間で通常週の4倍の商品量が東海地区で消化されてしま
いました・・・
家庭内の在庫は確保という部分もありますが、関東や被災地への宅配便での送付需要
も大きいようです。
しかし、このことによってせっかく復旧してきた流通機能がまた死に始めています。
関東圏では、交通事情も良くなく慢性化した燃料不足で、通常の70%くらいしか送ら
れてきた荷物を各個人や企業に届ける機能がありません。
そこに日本中のひとが友人や家族にむけて物資を送っているわけですから、現状は各
宅配便の支店に荷物が溜まっていっ
ています。
支店がそれに連動して、そこに地区から地区に移動させる基幹輸送も遅延していきま
す。
結果として関東地方への商品の受付が再度拒否になり始める流通会社も一部で出始め
ています。
そして重要な点は、上記の活動のベースにはトラックや燃料が使われれるわけで、被
災地へ向けての支援以外の「有事のための準備」や「関東の友人への心配り」が、今
回は結果として、非常に被災地支援への流通をも送らせるころにつながり、それが既
に現実化してきています。
本当は行政が宣言や政令でコントロールしてくれるといいのですが、この3日間の流
通各社がかなり頑張ってリカバリーしてくれるとは思いますが。。
と言う事で
西日本の皆さんはいつもと同じ生活・同じ購入量で「普通の生活」をしてこころがけ
ましょう。
追伸;外食なんかはいいですよ!
折角いろんなレストランが仕入れた食材がこれまたロスになっています。
難しいね
2011年3月15日火曜日
トイレット・ティッシュペーパーは大丈夫
今回の震災のうけ、予想通りというかトイレットペーパーなどの消耗品がまとめ買いされています。
業界にいるひととして、現状についてコメントしようと思います。
最初に結論を述べると【トイレット・ティッシュペーパーの供給はまったく問題がありません】
理由としては、大きく4つ
・トイレットペーパーの生産拠点はほとんど東京から西
・ティッシュペーパーの生産拠点は分散されてる
・生産行程は非常にシンプルで地震などの影響は軽微
・輸入品がだぶついている
・トイレットペーパーの生産拠点はほとんど東京から西
トイレットペーパーは日本人の真面目なリサイクル活動もあり、原料の比率はパルプ:再生紙が約7:3となっています。
パルプメーカーの工場は全国に分散されていますし、再生メーカーの工場は静岡を中心にしてそれより西にほとんどが立地しています。
※この点で静岡を含む停電の影響はいなめません。
当然原料となる再生紙=古紙の流通が滞りますので影響がないわけではありませんが、非常に軽微です。
・ティッシュペーパーの生産拠点は分散されてる
ティッシュペーパーの原料はほとんどパルプで、工場は流通効率から全国に分散されています。
正式な統計数値はありませんが、国内の大手ティッシュペーパーメーカーの全生産能力をフル回転させれば、現状の国内需要に対し、130%を越える供給能力があります。
被災地近辺に工場を持つメーカーもありますが、他の工場で十分補えるレベルです。
・生産行程は非常にシンプルで地震などの影響は軽微
自動車産業のようなハイテク生産行程ではなく、分かりやすく言えば子供のときに牛乳パックでハガキをつくったようにパルプや再生紙を一度繊維まで戻し、それを平たくし→乾燥し→製品化する。それを巨大なサイズで行っているだけです。
いろんなメーカー工場にも確認しましたが、被災地以外で大打撃をうけた!というメーカーは聞きません。
・輸入品がだぶついている
さらに一昨年からコピー用紙などで大きな国内シェアを握るAPPグループが日本向けにトイレット・ティッシュペーパーを生産し、輸入してきています。なかなか日本の商習慣に適応できず、思うように販売が進んでいませんので、国内・国外に大量の在庫を抱えています。
ということで「今後今まで買っていた商品と違うものがお店に並んでいる!?」という現象はおきても【供給が間に合わない!なんてことは起こる可能性がありません】
☆もしお願いができるなら☆
トイレットペーパーもティッシュペーパーも単価の割に商品サイズがでかいために、商品を流通させる物流=トラックが大切な産業です。在庫があっても需要の変動に合わせて、簡単に流通量を増やすことは難しいです(というか、この現象はすべての消耗品に言えることですが)
ということで
今まで通り必要な分を適時購入することが、被災地への支援物資を流通させるトラックを確保することに繋がります。
被災していない地域では普通の消費生活をしましょうね!
業界にいるひととして、現状についてコメントしようと思います。
最初に結論を述べると【トイレット・ティッシュペーパーの供給はまったく問題がありません】
理由としては、大きく4つ
・トイレットペーパーの生産拠点はほとんど東京から西
・ティッシュペーパーの生産拠点は分散されてる
・生産行程は非常にシンプルで地震などの影響は軽微
・輸入品がだぶついている
・トイレットペーパーの生産拠点はほとんど東京から西
トイレットペーパーは日本人の真面目なリサイクル活動もあり、原料の比率はパルプ:再生紙が約7:3となっています。
パルプメーカーの工場は全国に分散されていますし、再生メーカーの工場は静岡を中心にしてそれより西にほとんどが立地しています。
※この点で静岡を含む停電の影響はいなめません。
当然原料となる再生紙=古紙の流通が滞りますので影響がないわけではありませんが、非常に軽微です。
・ティッシュペーパーの生産拠点は分散されてる
ティッシュペーパーの原料はほとんどパルプで、工場は流通効率から全国に分散されています。
正式な統計数値はありませんが、国内の大手ティッシュペーパーメーカーの全生産能力をフル回転させれば、現状の国内需要に対し、130%を越える供給能力があります。
被災地近辺に工場を持つメーカーもありますが、他の工場で十分補えるレベルです。
・生産行程は非常にシンプルで地震などの影響は軽微
自動車産業のようなハイテク生産行程ではなく、分かりやすく言えば子供のときに牛乳パックでハガキをつくったようにパルプや再生紙を一度繊維まで戻し、それを平たくし→乾燥し→製品化する。それを巨大なサイズで行っているだけです。
いろんなメーカー工場にも確認しましたが、被災地以外で大打撃をうけた!というメーカーは聞きません。
・輸入品がだぶついている
さらに一昨年からコピー用紙などで大きな国内シェアを握るAPPグループが日本向けにトイレット・ティッシュペーパーを生産し、輸入してきています。なかなか日本の商習慣に適応できず、思うように販売が進んでいませんので、国内・国外に大量の在庫を抱えています。
ということで「今後今まで買っていた商品と違うものがお店に並んでいる!?」という現象はおきても【供給が間に合わない!なんてことは起こる可能性がありません】
☆もしお願いができるなら☆
トイレットペーパーもティッシュペーパーも単価の割に商品サイズがでかいために、商品を流通させる物流=トラックが大切な産業です。在庫があっても需要の変動に合わせて、簡単に流通量を増やすことは難しいです(というか、この現象はすべての消耗品に言えることですが)
ということで
今まで通り必要な分を適時購入することが、被災地への支援物資を流通させるトラックを確保することに繋がります。
被災していない地域では普通の消費生活をしましょうね!
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