リアル・ビジネスのお話
業務用消耗品、特に「トイレットペーパー」などを中心に日々営業しているのですが、
昨年末からすこし面白い動きが。
上場メーカーの工場などと従来からお取引している企業さまから、
「トイレットペーパーを扱いたいのですが・・・」というご相談が多いです。
いろいろお話を聞くと
・当面各工場の稼働率の低迷が予想される。なので
・従来は分散購入していた消耗品などを
・主力となる企業に集約化して納品させてあげよう
という動きがあるようです。
私から見ると、現状「競争力がある⇒粗利が高い商品」を納めている企業なのに
何で「トイレットペーパーみ・た・い・な」粗利額・率ともに悪い商品に手を出すのかな・・・
と思うわけですが。
メーカーサイドの要望ということで仕方がないのかな・・・
おまけにオーダーとして「従来より安く・・・」と言われても、厳しいよな~
そんなとき思い出したのが「日本の小売業と卸売業の年間販売額」の数値
’07年と、ちと古いのですが、年間で
小売業売上:134兆5,717億円
卸売業売上:410兆6,789億円
比率にすると「3.05倍」です
ちなみに’07年の米国数値はだいたい「1.1倍」
イオンのようにメーカー直取引が日本でも増えてきているはずなのですが、
単純に必要なユーザーに商品が届くまで、日本だと贔屓目に見ても、2.2社くらいは
中間流通が入っているって感じです。
今回の景気低迷で「中間流通削減の動きが加速すのかな・・・」と予測して、
「チャンス到来!!」とは思っているのですが、
こういう感じで「スライド?逆回転?」の動きもあるんだな・・・と。
商売はなかなか「割り切れん・・・」と思い悩む日々です。
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