2009年2月27日金曜日

加速するかな・・・

リアル・ビジネスのお話

業務用消耗品、特に「トイレットペーパー」などを中心に日々営業しているのですが、

昨年末からすこし面白い動きが。


上場メーカーの工場などと従来からお取引している企業さまから、

「トイレットペーパーを扱いたいのですが・・・」というご相談が多いです。


いろいろお話を聞くと

・当面各工場の稼働率の低迷が予想される。なので

・従来は分散購入していた消耗品などを

・主力となる企業に集約化して納品させてあげよう

という動きがあるようです。


私から見ると、現状「競争力がある⇒粗利が高い商品」を納めている企業なのに

何で「トイレットペーパーみ・た・い・な」粗利額・率ともに悪い商品に手を出すのかな・・・

と思うわけですが。

メーカーサイドの要望ということで仕方がないのかな・・・

おまけにオーダーとして「従来より安く・・・」と言われても、厳しいよな~


そんなとき思い出したのが「日本の小売業と卸売業の年間販売額」の数値

’07年と、ちと古いのですが、年間で

小売業売上:134兆5,717億円

卸売業売上:410兆6,789億円

比率にすると「3.05倍」です

ちなみに’07年の米国数値はだいたい「1.1倍」

イオンのようにメーカー直取引が日本でも増えてきているはずなのですが、

単純に必要なユーザーに商品が届くまで、日本だと贔屓目に見ても、2.2社くらいは

中間流通が入っているって感じです。


今回の景気低迷で「中間流通削減の動きが加速すのかな・・・」と予測して、

「チャンス到来!!」とは思っているのですが、

こういう感じで「スライド?逆回転?」の動きもあるんだな・・・と。


商売はなかなか「割り切れん・・・」と思い悩む日々です。

0 件のコメント: